健診結果から「健康寿命の未来予測」ができる!?パターンプロセス理論との出会い
- Tatsuya Kubota
- 6月20日
- 読了時間: 3分
「あの人、ついこの間まで元気だったのに、突然倒れちゃったよね…」
「まだ40代だったのに、心筋梗塞で入院したらしいよ…」
──そんな会話を耳にしたこと、ありませんか?
こんにちは。開業保健師・公認心理師の久保田千紘です。
心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす「動脈硬化」は、サイレントキラー(静かなる殺し屋)と呼ばれています。
進行していても自覚症状がほとんどないため、気づかないうちにリスクが高まり、ある日突然命に関わる事態に陥る──それが動脈硬化の怖さです。
でも、実はそれを健康診断の結果から進行度を予測できる方法があるんです🔥
健診結果で健康寿命がわかる!?
私がいま企業や自治体のセミナーで広めているのが、「パターンプロセス理論」という考え方です。
これは、公益財団法人高知県総合保健協会 院長・平井学先生が30年近い健診医の経験と、高知県の50万人分の健診データをもとに開発した理論。
健康診断でおなじみの
血圧
血糖(糖代謝)
脂質
肝機能
などの項目を「組み合わせのパターン」で分類し、その推移から耐糖能異常の進行度や動脈硬化リスクを6段階で予測します。
その先にはなんと「健康寿命損失年数」──
つまり、「今のままだと〇年早く亡くなるor寝たきりになるかもしれない」という未来まで見えてくるんです。
「このままじゃまずい」と気づくきっかけに
この理論をベースに、私がサポートさせていただいている企業様では、従業員の過去3年分の健診結果を分析し、高リスク者を抽出、保健指導に繋げるサービスを提供しています。
特に好評なのは、
高リスク者の見える化
強い動機づけができる説明
行動変容につながる具体的支援
です。
健康診断の数字は、単なる「今の健康状態」ではなく、未来の健康寿命を左右するサインでもあります。
実際に支援に入っている現場では、「このままじゃまずい…!」という気づきをきっかけに、生活習慣の改善に本気で取り組む方がどんどん増えています🔥
パターンプロセス理論との出会いが広げる未来
私自身、これまでの保健師・心理師としての臨床経験のなかで、「健康を失ってから気づく人」をたくさん見てきました。
だからこそ今は、「気づいた時にはもう遅い」ではなく、「今気づいて変えられる」という支援を届けたい。
そして何より、
「あのとき、リスクに気づいて生活改善しておいて本当によかった」
そう思える人を一人でも増やしたいのです。
最近では、静岡中央銀行様・三島市主催のセミナーでもこの理論についてお話しさせていただきました(後からネット記事になっていたのに気づき、嬉しい驚きでした!)。


この夏、全国へ。
この夏、全国の健康経営を推進する企業様向けにセミナーをお届けする機会もいただいています!
「健康なんてまだ関係ない」と思っている“健康無関心層”にこそ届いてほしいこの理論。「このままじゃまずい」と気づくきっかけがなければ、人はなかなか行動を変えられません。
これからも私は、予防医療の専門家として、そして働く人の未来を守る支援者として、技術研鑽しながら邁進していきます🔥

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健康診断データの活用、保健指導、健康経営の実践支援にご関心のある企業・団体様は、お気軽にご相談ください!


お忙しい中、最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます!



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