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男性も10人に1人が産後うつに⚠️

え?なんで?

と思うかもしれません。


それもそのはず、まだまだ男性の産後うつに関する認知度が低い!

でもみなさんが思っているよりも多いのです。



静岡で開業保健師として活動している久保田と申します。



先日‥といっても去年😭

かなりの時差投稿なのですが、、

普及啓発&情報発信するのが医療系専門職の役目だな🔥という使命感とともにブログにまとめました。



富士市男女共同参画の取り組みで

"男性の育児ストレスをひも解く"をテーマの講演会にて

オープニングトークと

パネルディスカッションを取り仕切る

ファシリテーターとして登壇させていただきました🙇‍♀️


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パネリストには

🔸中央公園クリニック院長の窪田精神科医

🔸小林製作所人事担当の辻さん

🔸父親育児応援団パパスイッチの佐野代表

と様々な視点から

男性の育児ストレスについて問題提起,ディスカッションが行われました。



ますば私は一石を投じる役目🔥

オープニングトークとして‥


厚生労働省が実施した国民生活基礎調査のデータによれば、

1歳未満の子どもを持つ父親の産後うつの頻度は11.0%で、

母親の10.8%とほぼ同程度であることが示されているのです。


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竹原健二. (2024). 男性の産後うつのエビデンス: 社会実装に向けて. 助産雑誌= The Japanese journal for midwives, 78(4), 334-338.より作図



それ以外にも、日本国内で父親の産前・産後うつの頻度に関する研究が行われています。 2020年には国内初のメタ解析が実施され、

妊娠期の父親のうつ病有病率は8.5%

産後3~6カ月では25.6%と報告されています。





なぜ男性の産後うつはなぜ起こる?


  • 現代では、父親が従来の「稼ぎ手」だけでなく、育児・家事にも積極的に関わるようになったこと

  • この役割変化に伴い、従来はあまり注目されていなかった父親の心理的負担やストレスが浮き上がり、うつ状態に発展するリスクが増加している


と考えられています。



私もまさに現在、定期フォローさせてもらっている方の中に、

産後うつと思われる休職中の男性が一定数いらっしゃるので、

臨床感覚としては「あ~やはりな・・」という印象です。



社会はどう対応していくべき?

この問いに対して

4人で様々なディスカッションが巻き起こりました。


まず、私からは睡眠不足と長時間労働がハイリスクになるという事実がもっと普及されてほしいなと。


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竹原健二. (2024). 男性の産後うつのエビデンス: 社会実装に向けて. 助産雑誌= The Japanese journal for midwives, 78(4), 334-338.より作図


そして、男性の産後うつ?なぜ?と思う方にみていただきたい

おすすめ教材があります。


それは「逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類! 新春スペシャル!!」

こちらネットフリックスで視聴可能です。




男性の育休問題などが非常にわかりやすく描かれています。


子どもが生まれたから

仕事も育児ももっと頑張らなきゃ!

いい父親でいなきゃ!

【〇〇であるべき】という真面目な方ほど要注意です。



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2019年のリクルートによる調査では、父親の育児の相談相手が「いない」と回答した人が31%!


日本小児科学会においても、2023年1月の報告において、

女性の産後うつに関する認知は広がっており、支援も年々充実してきてはいるが、

男性の産前産後のサポートはほぼないに等しい、と警鐘を鳴らしています。



うつ病は、再発率の高さもあり、

やはり発症前にいかに予防していくか、

予防できる地域・社会・組織づくりができるか、、


男性育休も普及しつつありますが、休むだけでは・・足りない、もう一歩踏み込んだ支援があるといいですよね!



微力ながら、私も今後とも問題提起・発信していきたいと思います。

最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。




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